剛君のイメージ

きょう、姉と娘と車に乗って出かけた時に、いきなり横からバイクが私たちの車の前に出てきたんだけど、そのバイクに乗ってた若い男を見た娘が「なんか剛君みたい」と言ったんです。茶髪で、とび職人?が履くようなダボダボのズボン姿。チャラチャラした感じの男の子。車の前を邪魔するようにノロノロ運転。姉も「なんか似てる。森田剛って、その辺にいる男みたい・・」と。悲しかったなぁ。「そんなことないよ。実際は全然違うから」と言ったけど、いくら説明してもたぶんわかってはくれないだろう。

世間一般の森田剛のイメージは、たぶんこの二人が持つイメージなんだろうね。

職場でも、話題に上がる芸能人は小栗旬とか、キムタク、山ピー、水嶋ヒロなど。

テレビドラマの常連ですね。マスコミにもよく出てるし、いわゆるイケメンと言われてるタレント。

確かに剛君は昔の役柄や、テレビで見かける姿はキレイとは言いがたい服装もあったし、ドラマの役柄も悪の役が多かったかもしれないけど、「君を見上げて」とか「疾風のように」のNHKのドラマの剛君を見たことがない人はあまりいい印象をもっていないような気がします。

私は今の剛君をもっと見てほしいのです。

ドラマのイメージや作られたイメージでは本当の剛君はわからないんですから。ファンは剛君が語る言葉の一つ一つをちゃんと受け止めるけど、それを見ない人は作られた剛君しか知らない。

今話題の人、のりピーについて、マスコミは彼女のことを「清純派アイドル」と前置きして言うけど、真の姿はそうではないんですよね。それは芸能界での作られたイメージであって、彼女自身が自分でそう決めたわけじゃなくて、単なる商品としての売り出すためのプロダクションが決めたキャッチフレーズにすぎないのに、事件の彼女を語るときに必ずといっていいほど、このフレーズを付けるマスコミの幼稚さにはうんざりします。

もし、これが剛君ならなんという前置きがつくんでしょう。

でも、彼女が麻薬におぼれてるなんて誰も想像できなかったでしょう。清純派なんて彼女の年齢を考えれば気の毒なくらい幼稚なイメージは私は持ってはいなかったけど、あのニュースは晴天のへきれきでした。


そんな中で剛君のことを考えたとき、剛君はきっと誤解されやすい芸能人の一人なんだなと思います。

今日買ってきた雑誌「ARENA37℃」で「言葉で伝えるのが上手くないから・・」と言っていたように、言葉で伝えられないから、自分の意思は服装や行動で表わしてたんですよね。そして陰口だけは言わないと決めていたと。曲がって取られることがあるから。
10代の早い時期から芸能界に身をおいていた剛君だけど、未だにその色には染まらない剛君に、意思の強さを見るんです。

芸能人の友達は数少なく、いても誰かということは自分からはあまり明かさないし、今まで聞いたことがないですね。

メンバーはそれぞれ雑誌やラジオやジャニWebサイト等で語る場所があるのに、剛君にはないんです。ま、めんどうくさくていちいち報告やら自分の生活など細々語るのはいやなのでしょう。メッセージも簡潔だし(笑)

たぶん、無駄なこととか、自分のしたくないこととか、得意なことじゃないことには時間をかけたくはないのかもしれません。

自分がやりたいこと、得意なこと、勝負したいことなど、納得のできることなら全力を尽くしたいということなのかなぁと思います。


30歳になって、また新たな舞台に挑戦することになったのも、その表れではないでしょうか。

共演者に窪塚洋介さんが決まりましたが、意外な人でした。
まるで予想もしていない人でした。

個性が強い人ばかりになりそうで、楽しみなような怖いような(笑)

でも、望まれてその舞台に立つことになったのは、与えられた試練と何かが変わるいいチャンスだと思うから、剛君にはあえて挑戦してほしいですね。
私が願うよりも、きっと剛君こそそれを望んでいたような気がします。


剛君、がんばれ!