二宮君

ドラマ特別企画「DOOR TO DOOR」見ました。

脳性マヒの青年の役、難しい役柄を懸命に演じていて、感動しました。

会社の同僚も見ていて、二宮君は演技上手いよね〜と言ってました。

二宮君とか、「おくりびと」の本木君とか、外国でも賞を獲った映画に出演して、その演技が高く評価されることは嬉しいことだし、ジャニーズなんかと卑下されたりする中、注目されるのはジャニファンとしては自慢できることです。

でも、公に公開される映画やドラマの影で、森田剛の演じるものが、今ひとつ陽の目を見ないのはとても残念なことです。
「マシーン日記」「激情」「君を見上げて」「ランチの女王」などの名演技を評価してほしいです。

私が剛ちゃんの演技が凄いと思うところは、演技がわざとらしくなくて、目とかセリフの言い回しとか、感情の起伏の表わし方とか、心に沁みる深い演技をするところです。

特に泣くシーンはいつも何度見ても涙が溢れてきます。

ランチの女王」、「喰いタン」のあの泣きのシーン。
心を揺さぶられます。

それから役柄をストレートに演じられる人だと思います。
「マシーン日記」では、時に可愛く、時に凶暴に、エロスと狂気と悲しみの狭間でもがくミチオを見事に演じていました。最後のシーンはアイドルという殻を打ち破るほど強烈な印象で、いろんなものをかなぐり捨てた迫真の演技。
森田剛の本領が一番発揮された作品だったと思います。
私の一番好きな作品です。



「激情」は、吐きたくなるくらい暗くて澱んだ世界で、どうしようもないだらしのない男を演じて、後味の悪い内容の作品でしたが、そういう男まで、剛ちゃんの持ついろんな要素がうまく溶け合って、どこか憎めなくて愛しさまで感じるように演じる人なんですよね。
かっこ悪さも汚さもそのまま、飾ることなく自然に演じるものだから、私もそんな剛ちゃんに感情移入してしまって、早くコンサートでかっこよく踊る剛ちゃんに逢いたくなるほどでした(笑)



会社の同僚が、他の人の演技を褒めるのを聞くたびに、なんだかくやしくなるのです。



どうか、いつか森田剛が世間の注目を浴びる、いい作品にめぐり会いますように。
森田剛森田剛らしく演じられる作品に出会えますように。