一年と2ヶ月ぶり

5月1日、娘がカナダから帰国しました。

去年の3月に発ち、カナダでホテルでのツアー客の対応の仕事を6ヶ月して、その後はアルバイトをして南米を旅する資金を貯めて、アメリカ西海岸、メキシコ、南米のペルー、アルゼンチンなどを周り、ようやく無事に日本に戻ってきました。
きょうのニュースでボリビアで日本人観光客が交通事故で亡くなったそうですが、娘もそこへ行き、同じように車で行ってきたばかりだったのでショックを受けてました。
自分も旅をしながら、もしここで事故にあったりしたら・・・と考えたこともあったとか。亡くなった方のご冥福をお祈りします。



成田に着いてすぐ東京駅に向かい、新幹線の指定席もすんなり買えて、そこから家に電話をかけてきました。

日本に着いたら、みんなが携帯を使ってて、早く自分の携帯使いたい!って思ったそうな(笑)



新幹線が着いたのは夜9時半。大きなリュックを背負って、化粧をしていない娘の顔を見たら、ホッとしたような元気そうな姿に安心。少しスリムになってて長い髪をたらしていたので若くなった感じ(笑)ちょっとだけハグしてあとは一緒に迎えにきた姉たちとコーヒーを飲みながら、早速おしゃべり。
軽いカルチャーショックを受けてて、日本の景色が少し変わって見えたようです。まず、納豆とご飯が食べたいというので、家に帰ってから、「おいしい、おいしい」と言いながら食べてました。

スーパーに行きたい、ファッション雑誌が見たい、テレビが見たい・・・と言ってました。

海外で一年暮らして、日本の良いところ、便利なところなどを再確認すると同時に海外のいいところも知ることができたようです。
日本に帰って、東京駅に着いた時、人々の表情に笑顔が少ないことにも気づいたようです。カナダの人々は素朴な感じで、温かくて笑顔が多く見受けられたそうで、日本はなんか気持ちにゆとりがないのかな?と感じたらしいです。

でも、日本人は真面目で、時間も規則正しくて何事もきちんとしてるところはすばらしくて安心できるそうです。カナダは良くも悪くもアバウトでいい加減らしいですが、セカセカしてなくてノンビリしてるので娘には合ってたみたいで、ほんとに楽しく過ごせたようです。

アルバイトでホテルのハウスキーパーの仕事をして痩せられたようです。朝8時からベッドメーキングや、バストイレの清掃はかなりハードで大変だったけど、すごく楽しくできたらしいです。日本人は一人もいなくて、いろんな国から来た人達と一緒に働き、仲良くなり、部屋に招かれてご飯を食べたりビールを飲んだりしたそうで、そういうのは日本の女の子たちと変わらないって言ってました。

日本に無事に帰って来て、今は少しのんびりしていますが、早いうちに仕事を探さなくてはなりません。
何か資格を取るための勉強をしたいと言っています。
海外でいろんなことを経験して、自分のやりたいこともできて夢を叶えることができたから、今、無性に勉強がしたい。何か将来に役に立つ資格を取りたいと。


小さい頃、保育園に行きたくない、先生が恐いと泣いたあの娘が、こんなたくましくなろうとは。
経済的に決して豊かではない家庭環境だったけど、明るく、まっすぐに育ち、その中でハングリー精神も身につき、
前向きに生きる娘に、エールを送りたいと思います。



森田剛ファンで、のんびりでドジな母だけど、娘や息子と同じ目線にもなれるし、時には、人生経験豊富な?私のできることはアドバイスしてあげたいと思っています。
時々ランチにも行こうね。


若い方には、若いうちにしかできないことにどんどんチャレンジしてもらいたいと思います。
人生、いろいろイヤなことがあるけど、限られた人生だから自分の好きなことには貪欲になってほしいですね。


私は若い頃、自分のやりたいことが見つからず、見つけようとしないまま結婚してしまったので、娘がうらやましいです。せめて娘には後悔しないような人生を歩んでほしいと思ってます。
若いうちなら何度でもやり直せますよ。


娘が帰ってきた夜、家に着いたらちょうど「Vシュラン」が始まったので、娘に背を向け、テレビの剛ちゃんにかじりついてました。
私はあいかわらずです(笑)