激情

演技者の「激情」について、語ったことがなかったので、少しだけ語ろうかと思う。

森田剛の東北弁はどうなのか?と思ったけど意外に自然で良かった。さすが津軽弁大使!ちゃんと身についていたんだねッ。
東北人の私はまず、そこでさすが剛君!と感心した。


ただ、剛君演じる主人公は嫌な男で、内容もダークで見ていて辛かった。女たらしで、ヒモみたいな暮らし。そんなずるい男を剛君が演じることに抵抗があった。

でも、剛君はそんなどうしようもない男をリアルに演じていて、まるで自然に普通に存在していた。誰もが好感の持てる男じゃなく、イヤな男を演じさせたら、今のジャニーズでは右に出るものはいないのではないかとさえ思えてくる。
みじめさや、弱さなども微妙な表情で見事に演じて、いやな男なのにどこか憎めない。
女にすがって哀願する姿に、「やめて〜」って思ったけど、アイドルがやらなそうなそういう場面を普通に演じる剛君に役者の凄さを見たような気がした。

激情はやはり私には重くて、リピートして見たいとまでは思わない。
あの剛君はドラマの中だけでいい。
マシーン日記のほうが、ダークだけど、まだ笑える部分もあって気持ちが楽だ。ミチオを愛しいとさえ思う。

あえて言う。ananでいい男NO1のキムタクにこういう役ができるか!(言っちゃった・・・汗)