心に栄養を

「6才の僕が大人になるまで」 を観てきました。


きのうはレディースデイだったので、娘と一緒に映画館に足を運んで。


すご〜く良かったです。

アクションも暴力、エログロもなく、アメリカの普通に起こっているような家庭のお話。

12年の長い間、主演の家族4人をそのまま撮り続けるという新しい見せ方で、それぞれの体型を含めて(笑)の成長を自然に見られるって初めての体験。

母親をパトリシアアークェットが演じていて、中年の体型がリアル。二人の子供の父親役のイーサンホークは年月をあまり感じさせない体型。かっこいい。
二人は若くして結婚し、二人の子供がいながら別れた。その後も父親として時々キャンプや遊びに連れ出して子供たちの良き相談相手として理解ある父親として接してくれている。母親がその後も三人の男と暮らし、別れを繰り返す生活の中でも、イーサン演じる父親の存在が二人の子供をまっすぐ成長させたような気がする。
アメリカでは、別れたあとも普通に親子が仲良く接することはよくあるようだ。
男の子が可愛くて、だんだん子供から18才になるまでの成長が見ていて引き込まれた。
台詞がウィットに富んでて、聞き逃すのがもったいなくて、トイレに行きたいのを我慢して最後まで集中して観た。


この映画の前にいろんな映画の予告も流すんだけど、「百円の恋」がなんとも不快だった。
主演の彼女の熱演にもしらけた。たぶん脚本とか演出のせいかもしれないから、彼女が悪いわけじゃないのかもしれないけど、娘と見終わったあと食事しながら語ったことがまったく同じ感想だったので、やはり母娘の感性って同じなんだと思った。
役者として高く評価されてるようだから、他の作品では違う印象を受けるかもしれないけど、「百円の恋」の予告を観た後に「6才の・・」を観て、心を洗われた気がした。

私と娘の率直な意見なので、不快に思われた方がいらっしゃったらごめんなさい。