V6というグループ

昨夜のベストアーティストにV6の姿はなかったけど、来週のMステでは見られるので楽しみに待っていよう。


別の方のブログでも話題になっていたけど、最近のジャニーズ、そしてジャニーズ以外の人たちには作詞作曲を手掛けたり楽器をひきこなしたり、多方面に活躍してる人が多い。もちろんV6も多方面に才能を発揮している。でも、嵐やTOKIOSMAPみたいに一般に充分にアピールされてはいないような気がする。ゴールデンタイムに放送されていた学校へ行こうがなくなってからは、更に存在が薄れてきて、だんだん忘れられていきそうでファンとして歯痒さと寂しさが募る。

でも、V6は今でもそれぞれの個性をそれぞれの場所でちゃんと見せてくれている。本来の姿をそこで見せている。それこそがアーティストとしての真の姿なんだって思う。

坂本君はミュージカルの舞台を見事にこなして、歌やダンス、演技で圧倒的な表現力で輝きを魅せてくれる。長野君も健君も舞台で別の顔を見せてくれるし、いのっちは舞台の他に朝のワイドショーで持ち前の親しみやすさがお茶の間の視聴者に浸透しつつあるし、長野君も趣味のグルメがいろんな場所で役に立ってる。岡田君は言わずもがな、映画で存在感を放っている。剛君は舞台では、まったく違う役者の顔を見せてくれるし、V6の中の森田剛と二つの魅力を持っている。V6は今時のなんでもこなす派手なグループとは違うけど、本来の正当な姿を失わず、地味にみえるかもしれないけど、確実に進化を続けているグループだと思う。

だって、今テレビを見ると、毎日同じ人を何度も見るし、やってることも皆同じに見えるもの。皆、よくしゃべるし、よく笑うし、おもしろいことを言っては笑いを取る。笑わすことが今は一番受ける時代なのか。報道番組でさえも、タレントが雛壇で、おもしろいコメントでアピールする。真面目なことがなんとなく流行らないような、剛君みたいに、演技やダンスで勝負する人が希有な存在かのように感じる今日この頃。

雑誌では剛君の考え方を知ることができて、やっぱり揺るがない姿を再確認できたことが嬉しかった。昔は役者バカって言われるほど、役者以外はまったく何もできない人って当たり前にいた。今はなんでもこなせる人がもてはやされて人気者になっていく。
表舞台で活躍することがいいとは思わない。芸のない人が今は氾濫していて、私はそれがうっとおしく感じるようになってきた。

真面目なニュース番組、真面目なドラマ、真面目な芸能人は希有なものになってきている。
NHKでさえ最近はそうでなくなってきている傾向があるけど、ニュースやドラマはまだそういったことには侵食されてない。かろうじてね。よくNHKのアナウンサーがフリーになって民放にいくと、それまで真面目で魅力的だったのに、ただの人になってしまうことが多々あって、ガッカリしてしまうことがよくあった。
何も視聴者に迎合することはない。迎合することで、皆同じようになるし堕落していくから。


私が森田剛を好きでいるのは、変わることのないスタンスを持っているところなんだと思う。
与えられたことを、いつも真摯に謙虚に受け入れ、そしてそれを形にして、いつも期待以上な成果で見る人を魅了する。
それこそがスターのスターとしての所以なんだと思う。

よけいなものはいらない。すっきりと、透明な魅力こそ剛君の持っているものではないかなと思っている。